2024年1月15日月曜日

コラム『ココロとカラダの薬箱』第17回

 岩槻の情報紙「ら・みやび」

NO.656より転載

「やる気や意欲を持続するために」

  

 無理をして仕事を続けても良い結果は出ません。

あえて、仕事を途中でやめる勇気が必要です。

無理して頑張ると確かに達成できた満足感は得られます。

しかし、「辛かった。苦しかった」嫌な感情も残ります。

頑張りすぎると人間は「怒りや不安の感情」が生じます。

興奮しすぎると脳が一時的に活動を停止します。

ネガティブな感情が生じるのは、脳がパニックを起こした証拠です。 






















仕事を途中でやめるのは不安ですが、

やる気、意欲を持続する早道と考えてください。

「危険、不快感、期待薄」なことは無理をせずに一端中断する。

そして、「安心、快感、高期待感」に転換させることです。





















その方法ですが、ハードルを少し下げることです。

ハードルを下げるに最も効果的な方法が、時間の短縮です。

これを「手抜き」と言います手抜きと言わずにここでは、

「効率的」とします。

完璧を求めずに5分、10分の時間の短縮を大事にするのです。

最初に「ここまで」の目標を決めておくと良いです。

一度に一つの作業が理想です。もう少しやりたいと思う……。

そこでやめておく。

スランプに陥った時には、とりあえずハードルを下げる。

頑張り過ぎないのが「やる気持続」のコツです。

冷静さを取り戻すのが先決です。

冷静さを取り戻すには、時間、体調、感情を管理することです。

「失敗は忘れても良い。しかし、記録はしておきます。





















記録のコツは、嫌な事、うまく行かなかったことは「大まかに」、

うまく行ったことは「詳細に」記録するのがポイントです。

ネガティブなことをいくら細かく書いても解決にはつながりません。

ポジティブなことを詳細に記録します。 


NPO親子ふれあい教育研究所代表(元大学教授)藤野信行 


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