2023年6月19日月曜日

コラム『ココロとカラダの薬箱』第11回

   岩槻の情報紙「ら・みやび」

NO.650より転載

『子どもへの言葉がけ』

















 結論から言います。子どもへの言葉がけに正解はありません。

しかし、好ましい言葉がけはあります。

それでは好ましい言葉がけとは何でしょうか。

「丁寧な言葉づかい」「ほめる」「叱らない」

「落ち着いて話す」「子どもの話を聞いてあげる」

いずれも好ましい言葉がけであり、態度ですね。

しかし、日々忙しく一人で何役もこなす母親に

「丁寧な言葉づかい」は難しい。

気づけば真逆の言葉がけをしています。
















 子どもへの言葉がけには、いくつかの大事なポイントがあります。

先ず、子どもに正しく伝わっているか。

親の言うことを聞かないと嘆く前に

子どもに正しく伝わっているかをチェックしてください。

もっとも大切なことは、あなたの気持ちが子どもに

伝わっているかと言うことです。

好ましくない言葉がけには、それなりの理由があります。

なぜ、好ましくないかを理解すれば、

おのずと子どもへの言葉がけが変化します。
















 ひとつ例をあげます。チェックしてください。

『急いでいるから片付けて。早くしなさい。何をしているの!!』

母親の日常的な言葉かけですね。これの良くない理由は何でしょうか。

良くない理由が、すらすらと出た方は日常的に

「好ましい言葉かけ」をされています。

冒頭で申し上げましたが、言葉がけに正解はありません。


 しかし、子どもに正しく伝えるコツがあります。

この場合は、「急いでいるから片付けて」では、

ママの緊急さは子どもに伝わらないのです。

急いでいる時は、子どもと一緒に励ましながら片付けるのが良いのです。

ママが一方的に片づけてはいけません。

一緒に片付けることでママの緊急さが子どもに伝わります。

「さあ、ママも一緒に片付けるよ「よーいドン!!」

「片付けられたね、ありがとう」

最後の「ありがとう」もポイントです。

次回もこの続きをお伝えします。


NPO法人親子ふれあい教育研究所代表・藤野信行(元大学教授 心理学)


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2023年6月18日日曜日

コラム『ココロとカラダの薬箱』第10回



  岩槻の情報紙「ら・みやび」

NO.649より転載

「親子で一緒に楽しむ」 


 前回は「良い汗をかくとは」というお話しをしました。

良い汗をかくとは親子で一緒に遊び楽しむことでもあります。

子どもにとって遊びは「仕事」と言われるほど重要です。

子どもは遊びを通じて

自身の感情コントロールや問題解決の方法を学びます。



 皆さんの中には日常的に

子どもとよく遊ぶと言われる方が多いと思われます。

親の立場からすると子どもと遊んだとは、

『遊んであげた』こと。

子どもの立場では『遊んでもらった』になります。

同年代の子ども同士では『遊んだ』になります。
















 一方で一人っ子家庭が増えています。

クラスの半数が一人っ子かもしれません。

昨今の傾向として、同年齢の子どもとうまく遊べないが、

年上の子どもとはうまく遊べる子どもが増えていると言われます。
















 言いかたを変えれば、一緒に遊ぶのは苦手でも

遊んでもらうのは上手ということです。

周囲が大人たちばかりであれば、

必然的に『遊んでもらう』のが上手になります。

『周囲にあわせることが苦手・わがまま』な子どもの中には、

年少期のこの体験があるかもしれません。


 そこで、子どもの情緒・社会性などを発達させるには、

日常的に子どもとよく遊ぶだけではなく親子で一緒に楽しむ。

「〇〇〇してあげる」ではなく

「一緒に〇〇〇して楽しむ」の姿勢が重要です。















 先ず、年齢に関係なく子どもには

問題解決する能力があることを再認識してください。

例えば、2~3歳であっても隣で泣いている子がいると

自分のおもちゃを貸してあげる。

既に問題解決の能力を身に付けているのです。


 次に子どもが遊びの中で見せる様々な表情

(喧嘩をしたり物を壊す等の不適切な行動)に対して、

親としてどのような態度、行動をとるかということです。

子どもの感情(泣きわめく)に

親の感情(一方的に叱る)をぶつけていませんか。

その場で「良い・悪い」の価値評価をしていませんか。

ここがポイントです。子ども自身の問題解決能力を信頼してください。


NPO法人親子ふれあい教育研究所代表・藤野信行(元大学教授 心理学)


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2023年6月15日木曜日

「思いやる心」は微妙に変わる


 他人を思いやる心は、年齢により異なると言われます。

低年齢児の思いやりは、両親や家族、

周囲から「ほめられたい」が原点です。

これが小学校の高学年、

さらに中学生になると「思いやる心」も

微妙に変わります。


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