2024年8月22日木曜日

親子で絵本作り

 子ども食堂において始めて「親子で絵本作り」をしました。

特別支援学校の元教諭(図工)の鈴木さんが対応してくれました。

当日は地元の花火大会で持ち帰り用のメニューにしました。

又、かき氷もありました。





















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2024年8月21日水曜日

アルディージャの手話応援デー

 これは6月16日のさいたま新聞

「アルディージャの手話応援デー」に

掲載されたものです。

新聞社の記者から事前に

取材を受けた物がそのまま掲載されました。





















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2024年8月20日火曜日

コラム『ココロとカラダの薬箱』第25回

岩槻の情報紙「ら・みやび」

NO.664より転載

1冊の気になる本












現在、74歳の私が人生で最も影響を受けた本は何か。

1冊あげなさいと言われたら真っ先に挙げるのが、

時実利彦先生(大脳生理学者)の『人間であること』です。

脳の話も影響を受けました。

2冊とも岩波新書で、その2冊が私にとっては、

バイブルみたいなものです。



 高校時代に読んだ本が今の私を支えてくれています。

今ではボロボロになった本を

時々ですが開きます。

すると新たな発見があります。

何十年経っても先生はこんなこと言いたかったんだろうな。

時代が変わったけれども、基本はこれだと気付かされます。

そういう意味で自身が影響を受けた本を手元に置くことは、

心の安らぎにも拠り所にもなります。



時実先生は著書の中でこんなこと言われています。

『植物は生きている』『動物は生きていく』

『よりよく生きるのが人間である』。

ただ生きているのであれば植物だよ。

ただ生きていくのは動物だよ。

よりよく生きる存在こそが人間である。











高校生の私にとって『よりよく生きる』とは

何かが永遠のテーマになりました。

大学で心理学を学んだのもそれがきっかけです。

大学紛争の真っ只中です。

否が応でも『人間がより良く生きるとは何か』を

考えさせられました。

今思えば、50年以上に渡って、

このテーマでやってきたことになります。













 自分が障害者の方たちに関わるようになって半世紀。

現在も『こころの相談室』で無料の心理相談を続けていますが、

その根底にあるのは、やはり

『人間、よりよく生きるとは何か』です。

一人ひとりの子供が、今目の前のお子さんが、

よりよく生きるためには何が必要か。

社会人になり、数十年ほど経って辿り着いた答えが、

『母親を楽にさせる』でした。

母親が楽になれば、子供も楽になれる。

当たり前に思えますが、これが難しい。

日々の生活の中で母親が楽になれる事はないか。

ほっとできる時間は作れないか。

一緒に探すのが、私の相談のスタイルになりました。

難しいことは言いません。

それはいけない。こうやったほうが良い。

こうあるべきだ。そんなことは言いません。

甘えではありません。

子供のためにも自分自身が少しでも楽になることが、

『人としてより良く生きる権利』だからです。

世の中には、そこらかしこの資料を集めて

誠しやかに蘊蓄を述べる方がいます。

そういう方に限って『あるべき論』なのです。

あるべき論に惑わされないでください。


【NPO親子ふれあい教育研究所代表(元大学教授)藤野信行








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2024年8月19日月曜日

コラム『ココロとカラダの薬箱』第24回

 岩槻の情報紙「ら・みやび」

NO.663より転載

こころの相談室



「NPO親子ふれあい」(OFKK)を立ち上げて

今年7月で14年目です。

当初は、就学前のお子さん対象の

無料『こころの相談室』だけでした。

徐々に多世代交流、子育て支援に移行し、

現在は「コロッケカフェ(木・金)、

子ども食堂(第3土曜)、

無料学習塾(第3・第4土曜)、

今年から『わくわく体験』も始まりました。

「わくわく体験」については次回にお話しします。







子ども食堂準備の様子



もちろん『こころの相談室』は今でも継続中です。

一時、コロナ禍の時には相談件数が減りました。

しかし、今では以前より増えています。

対象も小学生、中学生の相談も入ります。












しかし、相変わらず就学前のお子さんが中心です。 

始めて来られた方には決まって

「お子さんの好い(良い)ところは何ですか」と尋ねます。

すぐに良いところが出てくることは稀です。

しばらく考えて、ありません。

何もありませんと応える母親が大半です。

お子さんのことで困って相談に来られたわけです。

いきなり良いところと言われても、

出てこないのは当然です。

しばらくすると、

「良いところは無いが可愛いです」と

応える母親は多い。

可愛いって最高の「良いところ」ではありませんかと言うと、

これで良いのですかと聞いてきます。

間髪入れずに申し上げます。

1日に10個」1か月間、お子さんの良い(好い)ところを

挙げてくださいとお願いします。

すると無理、無理と言われます。

「子供がこんなことをしてくれた。

幼稚園での出来事を話してくれた。

先生に褒められた。」何でもよい。

何月何日、1行で良い。

短い方が良いと言います。

説明がないと後でわからないと言われます。

説明はいらない。

とにかく騙されたと思って「良いところ」探しだけを

1か月してくださいとお願いします。

半信半疑の母親が1か月後に

「ニコニコ顔」「晴れやかな顔」で来られます。

我が子にこれ程良いところがあったと改めて気づかされたち言います。

ここから私と母親の相談は始まります。

NPO親子ふれあい代表理事 藤野信行(元大学教授)







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