2024年8月19日月曜日

コラム『ココロとカラダの薬箱』第24回

 岩槻の情報紙「ら・みやび」

NO.663より転載

こころの相談室



「NPO親子ふれあい」(OFKK)を立ち上げて

今年7月で14年目です。

当初は、就学前のお子さん対象の

無料『こころの相談室』だけでした。

徐々に多世代交流、子育て支援に移行し、

現在は「コロッケカフェ(木・金)、

子ども食堂(第3土曜)、

無料学習塾(第3・第4土曜)、

今年から『わくわく体験』も始まりました。

「わくわく体験」については次回にお話しします。







子ども食堂準備の様子



もちろん『こころの相談室』は今でも継続中です。

一時、コロナ禍の時には相談件数が減りました。

しかし、今では以前より増えています。

対象も小学生、中学生の相談も入ります。












しかし、相変わらず就学前のお子さんが中心です。 

始めて来られた方には決まって

「お子さんの好い(良い)ところは何ですか」と尋ねます。

すぐに良いところが出てくることは稀です。

しばらく考えて、ありません。

何もありませんと応える母親が大半です。

お子さんのことで困って相談に来られたわけです。

いきなり良いところと言われても、

出てこないのは当然です。

しばらくすると、

「良いところは無いが可愛いです」と

応える母親は多い。

可愛いって最高の「良いところ」ではありませんかと言うと、

これで良いのですかと聞いてきます。

間髪入れずに申し上げます。

1日に10個」1か月間、お子さんの良い(好い)ところを

挙げてくださいとお願いします。

すると無理、無理と言われます。

「子供がこんなことをしてくれた。

幼稚園での出来事を話してくれた。

先生に褒められた。」何でもよい。

何月何日、1行で良い。

短い方が良いと言います。

説明がないと後でわからないと言われます。

説明はいらない。

とにかく騙されたと思って「良いところ」探しだけを

1か月してくださいとお願いします。

半信半疑の母親が1か月後に

「ニコニコ顔」「晴れやかな顔」で来られます。

我が子にこれ程良いところがあったと改めて気づかされたち言います。

ここから私と母親の相談は始まります。

NPO親子ふれあい代表理事 藤野信行(元大学教授)







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