岩槻の情報紙「ら・みやび」
NO.662より転載
『なぜ・今・EQ(感情の知能指数)なのでしょう』
コロナ禍が終息に向かう昨今、
引き続きテレワークや在宅勤務を続けている人も多い。
3つあるテレワークのひとつが在宅勤務です。
一方、最近になってテレワークを廃止する企業が増えている。
テレワークになじんだ人にとっては、
廃止されると自身の生き方そのものに影響が出ます。
廃止は、優秀な人材が流出するきっかけにもなりかねない。
確かにテレワークにはメリットとデメリットがあります。
最大のデメリットは、「コミュニケーション不足に
陥りやすい」ことです。
モニターだけでは社員の体調や考え方、
ましてや感情の把握までは難しい。
昔から人間は「感情」の動物とも
「思考と感情」の動物ともいわれてきた。
「コミュニケーション=感情の把握」と言えなくもない。
感情と言えば、テレワークによる
コミュニケーション不足が原因かなのか。
会社や仕事に「飽きた」と「感情」が優先して
優秀な人材が辞めていくらしい。
様々なストレスが原因で体調を崩し
意欲を無くして辞めていく「5月病」とは違う。
優秀な人材であれば、「飽きた」理由もわかっている。
下がったモチベーションを再度向上させられないか。
改めて注目されているのが「EQ(こころの知能指数)」です。
感情の知能指数ともいう。
一般にEQの高い人は人間関係がスムーズにいく。
反対に低い人は人間関係で苦労すると言われる。
又、EQの基本は「コミュニケーション能力」です。
年齢や性別に関係なく誰でも高めることができます。
EQを高めるための企業研修(感情マネージメント)や
子どものEQを伸ばすカリキュラムもあります。
なかでも注目されている能力が『楽観性』です。
あの人は何事にも楽観的で羨ましいね。
苦労が無いのかねなどと皮肉る人もいる。
とんでもない。「楽観性」を発揮している人は、
成功することを前提に行動するので、
失敗もするが立ち直りも早い。
大きな成功も得られる。
「発想の転換」とよく言われるが、「楽観性」の
高い人ほど「発想の転換」が上手ではないでしょうか。
ここからは、子どものEQの伸ばし方、
幼少期の親の関わり方について述べます。
①やればできると言う自分を信じる気持ちを育てる。
そのためには親は子どものすることを頭から否定しない。
必要な時にアドヴァイスをする。
②要領よくまとめて話すことは子どもには難しい。
子どもの話を親が辛抱強く一緒懸命聴いてあげることで
徐々に整理して話せるようになります。
③子どもがなぜ叱られたか理解できるような接し方をする。
子どもを感情的に叱ると、叱られるのが嫌でチャレンジ(挑戦)しない。
意欲の無い子どもになります。
④子どもは小さな出来事でも不安になります。
日常的にスキンシップができているかをチェックしてください。
⑤親子でその日の出来事『楽しかったこと。悲しかったこと。
悔しかったこと等』その時々どのような感情を
持ったかが確認できると良いですね。
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